デュースマリアージュの菅原です。
昨日、3年前に成婚退会された元男性会員さんから、一本のお電話がありました。
少し間をおいて、彼はこう言いました。
「……僕のこと、覚えていますか? 明日、二人目の子どもが生まれるんです」
もちろんです。
忘れるはずがありません。
婚活が思うように進まず、
自信をなくし、何度も立ち止まりながら、
それでも「家族を持ちたい」という気持ちだけは手放さなかった彼。
その葛藤も迷いも、私は一緒に見てきました。
婚活は、プロフィールや条件だけでは進みません。
特に再婚の方は、
過去の結婚への後悔や不安、
「また同じことを繰り返すのではないか」という恐れを、
一人で抱え込んでしまいがちです。
相談所の役割は、
ただ出会いを提供することではありません。
迷った時に立ち止まり、
自分を責めてしまいそうな時に、
「あなたは間違っていない」と伝え、
それでも前を向く力を、一緒に取り戻すこと。
彼が当時、踏みとどまり、
ご縁を信じ続けられたのは、
誰かと気持ちを言葉にしながら整理できる場所があったからだと思っています。
「強くなりました」
電話口で彼がそう言った瞬間、
私ははっきりと感じました。
あの時、彼が必要だったのは
“完璧な自分”になることではなく、
“弱さを抱えたまま進んでいい”と、
誰かに認めてもらうことだったのだと。
人は、幸せになることで強くなれる。
でもその前に、
誰かと一緒に悩み、支えられた経験
が、その強さの土台になる。
成婚退会はゴールではありません。
人生が動き出す、ひとつの通過点です。
そして今日、また新しい命が生まれます。
かつて婚活に悩んでいた一人の男性が、
二人の子どもの父親として、
新しい一歩を踏み出す日です。
彼からの一本の電話は、
「相談所が人の人生に関われる意味」を、
改めて私に教えてくれました。











